リペアショップ鹿児島店 の日記
-
革靴が雨に濡れたら、どうしたらいいの?
2011.08.05
-
リペアショップ鹿児島店の坂元です。
今回は、革靴が雨に濡れた場合の対処法です。
鹿児島の雨は、傘を差していても濡れるぐらい激しい雨が降ります。
雨でついてしまった水ジミは、素早い対応が要です。
ほったらかしにしてしまうと、どんな手を使ってもきれいに落とせなくなってしまう上に、やっかいなカビの原因にもなってしまいます。
温度、湿度、酸素、栄養がそろえばカビはあっという間に広がっていくものなのです。
(※ 下記、写真を参照下さい )
対処法としてまずは、靴の中に新聞紙を詰めます。
これさえすれば、あとはしばらくそのままでもOKです。
水分が取れたところで、新聞紙を取りだして下さい。
次に、シューキーパーを使いましょう。
靴の形を整え、形崩れを防いで履きジワも多少の伸ばしてくれます。
※ シューキーパーとは型崩れを防ぐために靴の中に入れる
道具です。
あとは、風通しの良い日陰で乾かします。
直射日光やドライヤーは、変色やひび割れの原因になってしまいますので、絶対に日陰で干すようにして下さい。
その後は、乳化性クリームを塗ると、ツヤが戻ってきます。
仕上げに防水スプレーを薄くまんべんなくかけて、十分に乾かしたら
完成です。
写真のようにならないようする為に、革底の靴にはハーフソールをお勧めします。
ハーフソールを貼ると直接雨を吸収しないので劣化やカビを防いでくれます。 革底の靴は、なるべく雨の日には履かないようにして下さいね。
また、靴用の除菌・消臭スプレーもカビ対策に効果的ですので、積極的に取り入れてはいかがでしょうか!
当店では、靴修理して頂いた方の靴を「無料で消臭抗菌仕上げ」してお引き渡ししていますので、是非ご利用ください。
以 上
